2019年5月30日

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【報告】RIIS共催シンポジウム『辺野古を止める構想力』

はじめに、元関西学院大学教授の豊下楢彦氏が基調講演をおこない、沖縄の基地問題や米中対立にみる世界的な軍事力強化に対し、軍拡こそが脅威であり、沖縄から軍縮を訴える必要性について述べました。

その後、北上田毅氏が土木技術者の観点から、設計の問題点や深刻な環境破壊について訴え、吉川秀樹氏は、世界的絶滅危惧種であるジュゴンの保護を目的として行われている裁判の事例から、日米の世論に訴える必要性について述べました。大城尚子氏は、英国により強制的な島の無人化と米軍への基地の貸与が行われたインド洋のディエゴガルシア島を例に国連を活用することの有効性を訴え、豊田祐基子氏は、世界情勢が変わり日米同盟そのものの意味が変わってきている今、辺野古に基地をつくることがメリットにならないことを米国に知らしめることが必要だと述べました。

進行は、沖縄対外問題研究会の代表で、当研究所教授の我部政明が務めました。

 


 

開催概要

米軍再編をめぐる日米合意によって辺野古に新たなV字滑走路を持った飛行場を建設する計画が立てられてから13年が経過した。北朝鮮の核をめぐる北東アジアの秩序変動、米中の経済対立など、転換するアジアにおいて、沖縄の将来を見据えた議論をおこない、問題解決の構想を練る。

 

【日時】
2019年5月18日(土)17:10~19:45
【場所】
沖縄県立博物館・美術館 講堂
【主催】
沖縄対外問題研究会
【共催】
琉球大学島嶼地域科学研究所

【プログラム】

  • 司会:星野 英一 氏(沖縄対外問題研究会会員/琉球大学名誉教授)
  • 進行役:我部 政明 氏(沖縄対外問題研究会代表/琉球大学教授)

 

  • 第1部/基調講演

  • 「軍地の要石」からの脱却を求めて・米中対立の間の沖縄
  • 豊下 楢彦 氏(元関西学院大学教授)

 

  • 第2部/討論

  • 軟弱地盤問題の意味するところ
  • 北上田 毅 氏(土木技術者)
  • 環境問題でつながる沖縄と世界/成果と課題
  • 吉川 秀樹 氏(文化・応用人類学者)
  • 環境保護区と米軍基地/ディエゴガルシアを事例に
  • 大城 尚子 氏(沖縄国際大学非常勤講師)
  • トランプのアメリカと朝鮮半島と日米関係
  • 豊田 祐基子 氏(共同通信記者 前ワシントン特派員)

 

 

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