2018年10月29日

日本

今帰仁城から海を望む

沖縄県本島北部の本部半島にある今帰仁城跡は、琉球が統一される以前 山北王の居城として建設されました。この写真を撮ったのは、1月の寒緋桜の濃いピンクの花が樹林の中に満開する光景が望める時期でした。今帰仁城跡は、2000年に世界遺産リストに登録され、日本100名城にも指定されたそうです。しかし、その肩書きでは表現しきれない故郷を集約する何かがこの場所にはあるように思えてなりません。まるで風景に溶け込むように、自然の起伏に逆らうことなく建てられた城壁。それは、周囲の自然を圧倒することなく穏やかな島の鼓動のようです。石灰岩の城壁のグレーと、背景に広がるコバルトブルーのとディープブルーの海は、草花のピンクやカラフルな緑色と共に故郷の色を織り成し、たとえ離郷しても島んちゅの記憶に郷里のカラーとして深く刻まれています。


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