2017年2月10日

自律型島嶼社会モデル

2017年2月18日 公開シンポジウム『グローバル化の中の伝承/伝統的知識』 開催

琉球大学国際沖縄研究所 公開シンポジウム

グローバル化のなかの伝承/伝統的知識 ―柳田国男論、ABS法、フォークロア、そして沖縄のこれから―

 


 

【日時】
2017年2月18日(土)17時30分~19時30分
【場所】
沖縄県立博物館・美術館 美術館講座室
【主催】
琉球大学国際沖縄研究所「自律型島嶼地域社会の創生に向けた「島嶼地域科学」の体系化―島嶼地域研究・教育の拠点形成―」プロジェクト
【概要】
急速に進んで行くグローバリゼーションの中、危機に瀕したいわゆる「民俗」や「伝統」といわれるものをどう守っていくかということを知的財産という点から考えたい。生物多様性条約に端を発したアクセスと利益分配(ABS)に関する国際的枠組み作りが進行し、「遺伝的資源/フォークロア/伝統的知識」の定義が求められている。また、名古屋議定書の発効、TPPの可決、中国や台湾の動きなどを受けて、日本政府も法整備を進めつつある。さらに、2014年8月30日には国連人種差別撤廃委員会が日本政府に対して琉球/沖縄の人々(Ryukyuan/Okinawan)を先住民として人種差別を撤廃するように勧告した。こうした差し迫った国内外の動きに対していわゆる「民俗学」はほとんど何もしておらず何も求められていないのが現状である。柳田国男が求めたのは「民俗」あるいは「フォークロア」よりも「常民」の「民間伝承」(=伝承/伝統的知識)であり、それはむしろこうした知識による商品開発、技の継承、そして著作権、商標権等による保護といった現代的な問題である。こうした国際情勢をいかにうまく乗り越えていくべきか?これからの沖縄奄美の「伝承/伝統」を現代に生かし保護するためにどういった政策提言ができるか。残された時間は少ない。
*予約不要・参加無料

 

  • 【司会】
  • 赤嶺政信(琉球大学法文学部 教授)
  • 博士(文學)(民俗学) 著書:『歴史のなかの久高島―家・門中と祭祀世界」(慶友社、2014年)など
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  • 【パネリスト】
  • 田上麻衣子(専修大学 准教授)
  • 「伝統的知識をめぐる国際的動向」
  • 博士(法学)(知的財産法)著書:『生物遺伝資源へのアクセスと利益分配―生物多様性条約の課題』(信山社、2011年)など
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  • 稲村務(琉球大学法文学部 教授)
  • 「柳田国男における伝承/伝統的知識と民俗あるいはフォクロア」
  • 博士(学術)(社会人類学・資源人類学)著書:『祖先と資源の民族誌―雲南省を中心とするハニ=アカ族の人類学』(めこん、2016年)など

 

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