2016年01月18日

自律型島嶼社会モデル

2016年1月31日 公開ワークショップ『交差する地域文化とイノベーション-保護から自律的創生へ-』 開催

琉球大学 国際沖縄研究所 公開ワークショップ

交差する地域文化とイノベーション-保護から自律的創生へ-

 


 

【日時】
2016年1月31日(日) 13時開始
【場所】
沖縄県立博物館・美術館 美術館講座室
【主催】
琉球大学 国際沖縄研究所「現代グローバル社会における自律的島嶼社会モデルの構築と実践」プロジェクト
【概要】
地域社会を形づくる基盤となる文化の多様性や固有性はどのように評価され、誰の手によって保存・維持されるのでしょうか。文化の振興や発展に、地域の経済はどのように関わるのでしょうか。「文化」の専門家と「経済」の専門家が分野横断的な議論を交わします。
*予約不要・参加無料

 

【講演】

  • 狩俣繁久 琉球大学法文学部
  • 「消滅に瀕した民俗文化のレッドデータリストの目指すもの」
  • 消滅に瀕した民俗文化の危機度を評価し、その現状を把握するために野生生物レッドリストに倣った「民俗文化レッドリスト:作成のプロジェクトに着手した。消滅に瀕した民俗文化の保存継承活動と民俗文化の有効活用につながる「民俗文化レッドリスト」の可能性を考える。
  •  
  • 久万田晋 沖縄県芸大学附属研究所
  • 「近現代における沖縄の民俗音楽・芸能の変遷過程―エイサーを事例として―」
  • 本来、沖縄の旧盆の芸能であったエイサーは、戦後のコンクールを通じて大きく姿を変えた。さらに創作エイサーを通じて全国・全世界に広がりつつあるエイサーの伝承と伝播、現代的状況について考える。
  •  
  • 林勇貴 日本学術振興会特別研究員、関西学院大学大学院
  • 「文化政策の評価方法と今後のあり方」
  • 文化政策は多様な便益が不明確で計算化できにくい要素が内在しているため、政策決定への科学的判断基準が欠如している。本報告は、文化に対する経済学的評価方法を提案し、今後の文化政策のあり方について考える。
  •  
  • 後藤和子 摂南大学経済学部
  • 「文化と経済―イノベーションと文化多様性の維持」
  • 今日、文化は観光や経済と結びつき、地域振興に不可欠の要素となっている。地域創生の鍵を握るイノベーションや、その源泉となる文化多様性は、誰が、どのように維持すべきか。従来の文化行政の枠を超え、経済と文化の関りを再考する。

 

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