沖縄県の自治権に関する考察

研究者:長谷川秀樹(横浜国立大学)

【2019年度 共同利用・共同研究実績報告】

研究成果

本共同利用による実施内容および得られた成果 10月下旬に沖縄本島(那覇市および琉球大学)および宮古島市において、以下の活動を行った。 宮古島市未来創造センター(新中央公民館)附属図書館資料室(郷土エリア)を中心に、表記の研究課題に関する資料、とりわけ、沖縄本島側では入手困難な宮古・八重山関連の資料について収集したほか、本研究課題に対する助言や進め方について、沖縄を代表する研究者(嘉数 啓氏)や現職の議員(前泊美紀氏)らからアドバイスを受けた。 その後、沖縄本島にて活動を継続し、琉球大学を中心に、各紀要のうち、リポジトリ等で学外から閲覧できない論文や、資料を収集したほか、沖縄県公文書館においても、ウェブ等で閲覧できない資料について閲覧・収集を行った。また、那覇市内の古書店で、本土では入手不可能な課題に関する古書を探し、数点を入手した。 これらについては、11月以降、講読作業にあり、現在取りまとめ中である。本研究課題は、申請者の専門とする「島嶼地域における自治権の比較研究」の一環をなすものであり、世界の島嶼地域の中で、沖縄県の自治権をめぐる議論や主張がどう位置づけられるかについて、3月の合同報告会にて明らかにするほか、次年度ではあるが、2020年11月上旬、グリーンランドにて開催される国際学術大会において英語にて報告する予定である(エントリー審査は通過している)。


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