2011年11月06日
中期計画
【報告】2011年10月28日 フォーラム『伝承から防災を考える―足元の災害を見つめ直す』
信州大学副学長の笹本正治氏をむかえ、琉球大学50周年記念館1階多目的室にて、2011年10月28日(金)17:00から「伝承から防災を考える―足元の災害を見つめ直す―」というタイトルで講演していただきました。
笹本氏の説話的な資料も歴史を紡ぐ重要なファクターとする姿勢は大変刺激的なものでした。
また、3月11日の震災以後歴史学者はどのようにふるまうべきかという峻烈な問いは、学問を志す者すべてに突き刺さる問いのように思いました。
質疑における高良倉吉琉球大学法文学部教授とのやり取りは歴史学研究社必聴の内容といえました。
なお氏の講演後、琉球大学島嶼防災センター特命助教山田浩世氏に、笹本氏の発表に関する沖縄の事例について詳細な関連報告を行っていただきました。問題の先鋭化に役立つ報告で、質疑の時間の深化につながるものでした。