2014年10月16日

新しい島嶼学

【報告】2014年10月3日 講演会『ブーゲンヴィル島の内戦と独立:大国の間でのアイデンティティ』

10月3日に、島嶼地域と大国・本土との新たな関係性を考える研究の一環として、ブーゲンヴィルの平和と独立に向けた活動を牽引するリーダー、ジェイムズ・タニス氏の講演会「ブーゲンヴィル島の内戦と独立――大国の間(はざま)でのアイデンティティ」を開催しました。

本講演会は、「新しい島嶼学の創造」プロジェクトにおける主体的島嶼社会の構築に貢献するという目標と、沖縄との関わりが長くタニス氏との親交も深い大西正幸氏(総合地球環境学研究所客員教授・「アジア太平洋における生物文化多様性の探究」プロジェクト責任者)の「ブーゲンヴィルと歴史的・地理的共通性を持つ沖縄の人々に向けてタニス氏にぜひその貴重な経験を伝えたい」という強い思いが一致して実現しました。同じ「島」に生きる者として、島の自律性を考える上で沖縄が学び取ることが多い講演会となりました。また大西教授によるブーゲンヴィルの概要紹介と、ネイサン・バデノック氏(京都大学客員准教授)によるコメントも加えてさらに理解と議論を深めることができました。



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