2013年11月07日
新しい島嶼学
【報告】2013年10月27日 国際シンポジウム『島と海』
10月27日に、アジア太平洋地域の海洋政策をテーマとした公開国際シンポジウム「島と海(Islands and Oceans)」を開催しました。
このシンポジウムは、国連海洋法条約の下での日本、米国、オーストラリアなど先進国の海洋政策に関する3件の報告と、ミクロネシアの小島嶼国パラオ共和国の排他的経済水域における戦略的な資源管理に関する報告、島嶼地域と世界とを結ぶ情報ネットワーク政策が大国・島嶼国それぞれの必要性に基づいてどのように発展してきたかという現代的な課題に関する報告と、琉球王国時代の人々が広大な海をダイナミックに活用して大陸や日本との関係を構築していた歴史に関する報告によって構成され、大海に浮かぶ島の存在意義や新しい役割について多角的な議論を交わしました。