2017年09月21日
自律型島嶼社会モデル
2017年10月19日 IIOSレクチャーシリーズ『豪州北部へ渡ったウチナーンチュ移民の歴史』 開催
国際沖縄研究所レクチャーシリーズ
豪州北部へ渡ったウチナーンチュ移民の歴史
The History of Ryukyuan Emigration to Northern Australia
- 【日時】
- 2017年10月19日(木) 10:30-12:00
- 【場所】
- 法文学部新棟112教室
- 【主催】
- 琉球大学国際沖縄研究所
- 【共催】
- 豪日交流基金(Australia-Japan FOUNDATION)
- 【概要】
- 他国の移民に比べ、沖縄からオーストラリアへ移住した移民の数は、250人未満と少なかった。しかし、「白豪主義(White Australia Policy)」と呼ばれた時代のオーストラリアにとって、わずかな人数にせよ、沖縄からの移民の上陸は異例の出来事であった。本発表では、1917年、ブルーム地方へ渡った沖縄・琉球の人々から、1958年、木曜島へたどり着いた162名の移民団体までの沖縄移民の歴史を分析対象とし、これらの出来事がどのように、なぜ起こったのか、当時の政治的背景、他の日本人移民との関係性と共に解説する。
- *予約不要・参加費無料
【講演者】
- ジョン・ラム John Lamb
- 1949年メルボルン生まれ。メルボルン大学建築学科を卒業後(1973年)、早稲田大学にてエンジニアリングの修士課程を修了(1976年)。キャンベラ大学にて教育学の学位を取得する(1998年)。退職後歴史研究に取り組み、2015年に著書『沈黙の真珠』を出版。2016年より豪日交流基金を獲得し、オーストラリア北部を中心とした移民の歴史を研究。