2025年10月08日
【イベント】先史から歴史時代にかけての千島列島への人の移住と適応―国際的な連携による近年の調査活動からー(終了しました)

2025年11月7日(金)にRIISレクチャーシリーズとして下記の講演を開催いたします。どなたでも参加可能(無料)ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
参加方法についてはチラシ記載のQRコードや、下記概要に記載のURLから飛べるフォームからお申込みいただけます。皆様のご参加をお待ちしております。
講演タイトル:「先史から歴史時代にかけての千島列島への人の移住と適応―国際的な連携による近年の調査活動からー」
講演者:手塚 薫 先生(北海学園大学 人文学部・教授)
講演日時:2025年11月7日(金)14:00~15:30
講演形式:リモート配信(Zoom)
参加費:無料(事前申し込み制)
概要:2000年代に始まった日米ロの国際的な学術調査によって、人の移住の大まかなプロセスが判明した。人の移住・定着・断絶・放棄のサイクルは、種々の社会的・経済的・技術的な制度のもとで繰り返されてきた。千島列島の南部と北部には比較的大きな島が存在し、北海道やカムチャツカとの連絡も容易なため、人の居住期間も長く安定する傾向にある。両者がおかれている生物地理的な諸条件の相違も、居住を考察するうえで無視できない。
続縄文文化期には、縄文文化では限定的だった亜寒帯地域への本格的な進出が確認され、小休止を経て、オホーツク文化期に再び拡散がはじまる。両文化期には、列島の広範な地域で定住集落の存在も確認できる。オホーツク文化期の終焉以降、列島北部から中央部におよぶ居住の「断絶期」が確認された。一方、アイヌ文化期には、地表面から確認できる定住集落の数は減少し、ノマディックで短期的な集落移動形態が支配的になる。この背景には、どのような資源・土地利用が想定できるのであろうか。本発表では、島嶼環境に適応した人類のレジリエンス性豊かな居住戦略を検討する。
お申し込みフォーム: https://forms.gle/kEHtDVpmetkNegHj6
お申込み締め切り: 期日となったためお申込みは締め切りました。
※申込みは締め切りました。たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。
お申込みを頂きました方には参加方法についての詳細案内を申し込み時に頂いたメールアドレスに送信しております(10月31日付)。
万が一届いていない際には、大変恐れ入りますが弊所ホームページ上部にございます「お問い合わせ / Contact Us | 琉球大学 島嶼地域科学研究所(RIIS)」(件名を「2025年度第3回レクチャーシリーズについて」としてください)よりご連絡をお願いいたします。



