2015年03月30日
書籍沖縄ジェンダー学
国際沖縄研究所ライブラリ『沖縄ジェンダー学2 法・社会・身体の制度』
喜納育江・矢野恵美編著(2015)『沖縄ジェンダー学2 法・社会・身体の制度』大月書店、313p、那覇
琉球大学国際沖縄研究所ライブラリ『沖縄ジェンダー学2 法・社会・身体の制度』が平成27年2月27日大月書店より発行されました。
書誌情報等については、大月書店のウェブサイトをご覧ください。
*書評
親川裕子「[話題本題]/喜納育江、矢野恵美編著/沖縄ジェンダー学 第2巻 法・社会・身体の制度/性差 体系的に掘り下げ」『沖縄タイムス』、2015 年11 月14 日、朝刊、17頁
目次
シリーズ刊行によせて
序章 沖縄におけるジェンダーと「制度」―「暴力の記憶」を超えるために(喜納育江)
Ⅰ
第1章 アメラジアンの子どもを育てる―シングルマザーのライフヒストリー(野入直美)
第2章 制度未整備状況下の福祉援助実践―戦後沖縄における島マスの活動(本村 真)
第3章 尿失禁ケアと女性の身体をめぐる医療の課題―沖縄の事例を中心に(大湾知子)
第4章 女/他者という創造力―宮良瑛子と沖縄女流美術家協会(豊見山 愛)
Ⅱ
第5章 刑事手続における強姦罪等の非親告罪化―米兵女子中学生暴行事件とフィンランド刑法改正を踏まえて(齋藤 実)
第6章 沖縄におけるDVの現状と課題―ノルウェー・スウェーデンからの示唆(矢野恵美)
第7章 女性に対する暴力の背景―貧困問題と社会的支援(竹下小夜子)
第8章 法の理論の暴力―児童虐待の責任を問うこと(森川恭剛)
Ⅲ
第9章 法制度とジェンダー―「ヤマトゥンチュ」から見た沖縄とDV(田中寛二×村上尚子)
補論
補論1 米国における性的少数者の法的権利(サブリナ・静枝・マッケナ)
補論2 身体芸術とオリエンタリズム―交錯するエスニシティとジェンダー(ティナ・タケモト/知花愛実訳)
執筆者紹介
索引