2014年05月08日
国際沖縄研究所ライブラリ 『沖縄ジェンダー学1 「伝統」へのアプローチ』
喜納育江編著(2014)『沖縄ジェンダー学1 「伝統」へのアプローチ』大月書店、277p、那覇
国際沖縄研究所ライブラリ『沖縄ジェンダー学1 「伝統」へのアプローチ』が刊行されました。
本書では「沖縄ジェンダー学の創出」プロジェクトの平成23年度と24年度の重点テーマであった、沖縄におけるジェンダーと「伝統」や「表象」に関する成果の中から選出した論文を中心に編纂しております。
書誌情報等については、大月書店のウェブサイトをご覧ください。
*書評
岡本由希子「[読書]/喜納育江編著/沖縄ジェンダー学 第1巻 「伝統」へのアプローチ/文化的視点の更新試みる」『沖縄タイムス』、2014 年8 月2 日、朝刊、18頁
親川裕子「<読書・BOOK>沖縄ジェンダー学1「伝統」へのアプローチ/喜納育江著 大月書店・3400円+税/土着にこだわり、撃つ」『琉球新報』、2014 年12 月21 日、朝刊、25頁
目次
シリーズ刊行によせて
序章 沖縄とジェンダー――伝統としての「祈り」(喜納育江)
Ⅰ
第1章 男系原理と女性の霊威(赤嶺政信)
第2章 前近代琉球の家族・夫婦・親子をめぐる権力関係(豊見山和行)
第3章 琉球芸能における女形(大城 學)
第4章 琉球諸語のことわざの表現形式にみる女性(かりまた しげひさ)
第5章 しまくとぅば意識と活動にみられる男女差(石原昌英)
Ⅱ
第6章 近代と非近代のあいだ――石牟礼道子のまなざしの射程(結城正美)
第7章 抑圧された記憶の回帰――目取真俊の「魂込め」を読む(スーザン・ブーテレイ)
Ⅲ
第8章 「沖縄的身体」の所在――舞踏と文学における言葉の接点(崎山多美×高嶺久枝)
補論
補論1 台湾の植民地化と先住民女性の抵抗(梁 一萍)
補論2 インド女性の伝統と社会運動(アパルナ・バハッタチャルヤ)
執筆者紹介
索引