理念と目的 / Purpose and Philosophy

2018(平成30)年4月1日、「国際沖縄研究所」から「島嶼地域科学研究所(Research Institute for Islands and

Sustainability: RIIS)」と改称した本研究所は、沖縄からさらに視点を拡げて、島嶼としての地域課題を共有する国内外の島々をも研究対象とした多分野融合型研究を推進しています。

 

沖縄は、島嶼としての「当事者性」という点で、島嶼地域科学研究の推進に最も適した地と言えます。小島嶼のみで構成される日本で唯一の県であるとともに、島としての固有性と他の島々との共通性に優れており、島嶼としての地域的課題を豊富に有しているからです。当事者としての視点とは、島嶼を「周縁」「辺境」と位置づけ相対的な存在と捉えてきた従来の見方ではなく、島嶼自身の立場で主体的かつ経験的に島の課題について考察する姿勢です。また、当事者性を有しているということは、他の島嶼との間で共感をもって課題解決に取り組めることを意味します。この「当事者性」と「共感性」を最大限に活かし、他の島嶼地域の研究者や研究機関との連携を拡充しつつ、多様な島嶼地域課題について広く深く探究していきます。

 

また、多くの小島嶼からなる沖縄は、国際性・多様性・独自性といった島嶼的特性の宝庫です。研究対象や比較対象に恵まれた、島嶼地域科学のフィールドとしての優位性を活かして、島々の文化やコミュニティの多様性、海を介した島外との関係性、島嶼に適した社会・経済システムに関する研究等を軸に、多分野融合型の研究を推進していきます。


島嶼地域科学を地域研究の一分野として確立するにあたり、シンポジウムの開催や書籍の出版などを通して研究成果を公開し、また、島の人々の協力を得ながら、地域に対する研究成果の還元と社会実装を積極的に図っていきます。


そして、島々の自律的・持続的発展に寄与すべく、理論・実証・実践を伴う分野としての「島嶼地域科学」を確立・発展させ、世界の島嶼地域研究のネットワークを牽引する研究拠点となることを目指します。

 


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